NICUと出産事情

今回はちょっとまじめなお話。

「7ヶ月の早産児を受け入れ拒否でたらいまわし。。。」

今朝の新聞に大きく記事になっていました。
ワイドショーでも騒がれていたようです。

ワタシの勤める病院にもNICU(プチ)は存在します。
(いちよ・・・NICUの管理者はワタクシです)
でも、リスクのある児を診ることができる設備が整ってはいないので
34週未満の赤ちゃんが生まれたり、生まれそうな場合は近くにある施設の整った
大きな病院へ搬送します。

もし、我が病院に電話がかかってきたら・・・
うちの産科にかかっている妊婦さんならひとまず受け入れて処置をして
大きな病院へ送るでしょう。

でも、うちにかかっていない妊婦さんはきっと「診れない」ってことになる可能性が。
7ヶ月と言えば28週・・・実際きびしい。

設備が整わず、みれる医者がいない場合やっぱり受け入れられないという判断になるでしょう。
診れる病院に直接行った方が助かる確率が高くなる・・・
新聞で記事になった病院もきっと同じような境遇だったのではないかと思います。


産科施設がどんどん閉鎖されていく中、お産は一極集中状態。
我が病院も11月は予定どおり140のお産がありました。
このペースでいくと、2008年度の出産数は過去最高になりそうです。

お産が増えるともちろん、リスクを抱える妊婦も増えていきます。
妊娠中に定期的な検診を受けず、かけ込み出産する人も。
どこかでフォローする必要があるんでしょうけど。。。
問題を即解消できるほど、簡単なことではなさそうです。

最近では報道で色々騒がれた影響で、頭痛を訴える妊婦さんのTELも増えたそうです。
「様子みて、大丈夫ですよ」
なんて、気軽に言えない現状。。。

夜勤の外線をとる時、ドキドキします。
[PR]

by akari4675 | 2008-12-03 22:23 | お気に入り